ヒグマの冬眠(11月16日・17日実施)

冬といえばウィンタースポーツやクリスマス、年末年始などイベントや楽しいことがたくさんありますね。同時にとても寒くなる時期でもあります。北海道の冬ともなれば湖面が凍結し、人が乗れるくらい気温が下がります。そんな季節にヒグマはどのように過ごしているかお話をしました。
 
野生のヒグマは12月から翌年4月頃まで冬眠をします。野生のヒグマは冬眠中飲まず食わず過ごし、少しの刺激でも目覚めることができてしまいます。まるで巣穴にこもっているだけに見えるようすからヒグマの冬眠は「冬ごもり」とも呼ばれています。約4ヶ月もの間、眠った状態で過ごしますが筋力は衰えません。冬ごもり中飲まず食わず過ごすために、ヒグマは秋にたくさん食べます。まるで満腹という言葉を知らないかのようにとにかく食べます。そうして丸々と太って蓄えた脂肪で冬を乗り越えています。
 
のぼりべつクマ牧場では冬でもエサをあげているので冬ごもりはしません。ですが食欲は秋に比べると約1/3にまで減り、新人飼育員だと具合でも悪いのではないかと心配になるほど動かないクマもいます。これは体の中が冬ごもりモードとなっているためです。
 

仲の良いクマ同士でかたまって寝る姿

 

雪の中を元気に遊ぶ姿

仲のいいクマ同士で固まって眠る姿や元気に雪遊びをしている姿など冬にしか見れないかわいいクマたちをぜひ見に来て下さい!きっと寒さも忘れられるかも!?
次回はどんなお話が聞けるのでしょうか。お楽しみに!