「クマ」といえば…、皆さんが思い浮かべるのはどのクマでしょうか。世界にはいろんな種類のクマがいます。ホッキョクグマやマレーグマ、メガネグマなど、寒いところや暑いところ世界各地に8種ものクマがいます。そんな多様なクマの中でも日本には「ツキノワグマ」「ヒグマ」の2種が生息していて、本州にいるのは「ツキノワグマ」、北海道にいるのは「ヒグマ」です。
そんな北海道のクマ「ヒグマ」についてのお話です。まずは食べる際にかかせない「歯」について!ヒグマの歯はどんな歯か想像できますか?牙ともいわれる犬歯が大きく怖いイメージがありますよね?その通り!犬歯は鋭くて大きなものを持っています。その犬歯で魚を捕えたり、シカの肉を切り裂いたりするのに使います!まさにクマっぽいですよね!
でも、それだけじゃありません。実は奥歯は私たちと同じような平らなものを持っています。その平らな歯で、なんと植物をむしゃむしゃと食べています。ドングリやベリーなどだけでなく、フキやイタドリなどの葉っぱも大好きなのです。野生のヒグマはなんと食べているものの7~8割が植物と言われているほどです。これはあまり知られていない姿ですよね。ヒグマはよく「草食に偏った雑食」と言われます。
「ツキノワグマ」と「ヒグマ」の食べ物の違いはあるのでしょうか。やはり、生息している環境が違うので、食べ物にも違いが出てきます。ツキノワグマが果実をいっぱい食べている秋頃には、実はヒグマの多くが農作物を利用していると言われています。農業大国である北海道ならではの環境がヒグマの食べ物に影響しているようです、その他にもいろいろありますが、次回レクチャーを聞きに来た時のお楽しみにしておきます。
ぜひ次回のレクチャーを覗きに来てくださいね!