のぼりべつクマ牧場通信 24号(2019年6月)

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今年の子グマ、命名!


今年生まれの子グマ5頭の名前が決定しました。マリンの子は、マリンが保護された泊村の小学校の皆さんに名前を募集しました。シズクの双子はのぼりべつクマ牧場で、4月27日~5月3日の期間来場者に名前を募集しました。ツムギの双子は登別市内の小学校の皆さんに募集をしました。元号や東京オリンピックに関連した名前の候補が多く見られました。
 
そして、多くの候補の中からついに名前が決定しました。マリンの子が「カリン」、名付け親は小石川由夏さん、齋藤満月さん。シズクの双子は白斑のある子が「ミズキ」、名付け親は塚本那奈さん、松浦さん(兵庫県)。白斑のない子が「ツクシ」、名付け親は真栄城さん(北海道)、大泉さん(東京都)、森永さん(神奈川県)、中村さん(岩手県)。ツムギの双子は白斑のある子が「ハル」、名付け親は白戸颯空さん。白斑のない子は「ラン」、名付け親は山本雄祐さん。命名式に参列して頂いた名付け親の皆さんと、子グマと記念撮影をしました。子グマの成長の速さに驚いている様子でした。
 

命名式のようす=5月26日、子グマ牧場

日高からきたワイルドボーイ

4月29日に新ひだか町で保護されたオスの子グマ1頭を5月1日にのぼりべつクマ牧場へ受け入れました。のぼりべつクマ牧場へ到着したときは体重が3.7kgでした。お腹が減っていたのか、来てすぐに用意していたミルクを飲みだしました。子グマが環境に慣れてくれるまでは展示せず、日中も非展示施設で過ごしてもらいました。1頭でいることが寂しいようすだったので、カリンと一緒に過ごしてもらいました。野生子グマはカリンと特に仲良くなりました。5月13日に子グマ牧場にデビューしてからは丸太をよじ登ろうとしたり他の子グマと遊びだしたりと元気いっぱいに過ごしています。
 
名前は飼育員で考えました。新ひだか町から来た男の子なので、「タカオ」と命名しました。
 

子グマ牧場で遊ぶタカオ=5月25日

飼育員は見たべあ!バックナンバー!

一昨年から始まったのぼりべつクマ牧場の「飼育員は見たべあ!」も今月で24回目の発行を迎えます。お客さまに大好評ですが、今月より1号から毎月順番にバックナンバーの最終配布を行います。なくなり次第その号の配布は終了し、以降はホームページか博物館2階でのみご覧いただけます。配布終了前に実物を手に入れたい方は、ぜひ博物館までお越しください。
 

博物館2階に置いてあります!

教えて!!Q&A

〇ペンネーム「宮田恭子」さん
Q めっちゃおやつを欲しがっていましたが、1日どのくらいの餌をどのくらいの回数あげているのですか?
A ヒグマたちは季節によって食欲が増減します。のぼりべつクマ牧場ではヒグマたちの食欲に応じて、日々給餌量を調整しています。一番食欲のある秋は成獣のオスグマで1頭約13kg食べます。食欲が一番下がる冬の給餌量から比べると、3倍以上も秋は食べます。第一、二牧場のクマの給餌回数は閉園後1回です。日中はお客様から好物のおやつを貰っているので小腹は満たされているのではないでしょうか。

きょうのくまさん

人の気配がすると、自分から近づいてくるほどとても人懐っこい性格。同い年のホノカ・ラッキーと仲良し。鼻が父レッドに似ていて特徴的。甘いものに目がなくジャムなどを見せると、一目散に走ってきます。
 

アナ♀(5)

今月の飼育員のベストショット

「鼻のあな」 撮影者:吉見優

エブリデイ!エンリッチメント

去年アヒルたちに大人気だったプールレースが、今年も開催されます。今年はアヒルたちにさらに楽しんでもらおうと、障害物を用意しました。最初は障害物を警戒し、手前でUターンしてしまったアヒルたち。少しずつ慣れていき、今では障害物を華麗によけ、ゴールへと進んでいきます。障害物を置いたことで、泳ぐ速さだけでなく、障害物をよけるテクニックも必要となります。ゴール前まで誰が勝つか分からない白熱したバトルをぜひご覧ください!
 

障害物を避けて泳ぐアヒルたち=5月14日

のぼクマ劇場

なる作

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