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5頭の子グマが誕生!
今年生まれた5頭の子グマは、4月27日より子グマ牧場で一般公開しています。
産室内ではそれぞれ母グマの近くで元気に鳴いている様子で、お腹の上で寝たり母グマの背中によじ登ってじゃれつく姿も見られ、すくすくと成長していました。まだまだ大きくなっていきますが、現在体が一番大きいのはラッキーの子2頭(オスとメス)、続いてマリンの子2頭(オスとメス)、一番小さいのはエリカの子供1頭(メス)です。性格は、エリカの子が警戒心が一番強く、ラッキーのメスの子が人に一番慣れている様子でした。5頭の子グマがどのように成長していくのかとても楽しみです。
子グマの名前は、ゴールデンウィーク期間中に来園された皆様に募集して決定します。どんな名前がつくか、楽しみにしていてください。名前募集期間中に来園された方は、ぜひ子グマ牧場に掲示している二次元バーコードから応募してみてくださいね。
そして今年は「子グマと記念撮影」が復活します。新型コロナウイルスの影響により長らく開催しておりませんでしたが、今回4年ぶりの開催となります。ゴールデンウィーク期間中と8日以降は土曜・日曜日、11時45分と14時30分に子グマ牧場前で受付を開始します(参加料金:1組1,000円。各回先着30組限定)。今月限定のイベントなので、思い出づくりに是非ご参加してみてください。そして小さな子グマ達がじゃれ合うかわいい様子も数カ月限定です。お待ちしております。
きょうのくまさん
現在『クマのアスレチック』で活躍中。第二牧場にいる「トルエ」は、ショコラのお母さんです。
幼少期にトレーナーに見出され、現在に至るまで『クマのアスレチック』を支えてくれています。飼育員のことが大好きで、獣舎に近づくと走って寄ってきたり、格子に鼻をくっつけて餌をねだってきたりと、とても人懐っこいクマです。また、ステージ上では吊り下げている浮き球に頭をぶつけたり、ちょっとドジなところも魅力的なクマです。
プリンプリン、引退
2001年12月から2022年12月28日までの間、第二牧場で活躍していたプリンプリンですが、今年で35歳になり足の衰えや視力の低下に伴い、第二牧場を卒業しました。
プリンプリンと言えば、両前肢で両後肢を支える「Ⅴ字バランス」というアピール方法で多くのお客様から注目され、テクニックの面ではズバ抜けていました。更に、キュルンとしたつぶらな瞳がたまらなくチャーミングで、ついおやつをあげたくなってしまう、あざとい一面も持ち合わせています。
おやつアピールは最前列に近い所で行い、性格のきついエリカやコロンの近くでも動じることなく、常に自分のペースで誰とでも仲良くなれる、心が広いおばあちゃんです。卒業後は、既に第二牧場を卒業していたニイヨやノリピーたちなど昔なじみの5頭の群れに合流しました。合流初日はプリンプリンの匂いを全頭が嗅ぎに来て、すぐに受け入れてくれたおかげで同居もスムーズでした。今後もSNSにて元気なプリンプリンの様子を発信していきたいと思います。21年間お疲れ様でした。
冬眠明けのクマ
最近気候も暖かくなり、のぼりべつクマ牧場では冬眠していたクマ達の動きも活発になってきました。まだ少し眠たそうにしているクマ達も見られますが、放飼場や獣舎の中でレスリングごっこや追いかけっこをして遊んだり、水浴びを楽しんだりしています。また、食欲も日に日に上がってきて、用意する餌の量も増えてきています。更に、換毛もはじまり、少しずつ冬毛から夏毛に生え変わりつつあります。
また、この時期のクマ達は繁殖期に入ります。その影響か、4月中旬頃から異性のクマの匂いを気にする個体が増えてきました。特にオスグマはメスグマに執着する様子が見られ、近くにメスが居ることに気づくと、その場から動かなくなるぐらいです。
これから更に活発になってくるクマ達の行動を是非ご覧ください。
教えて!!Q&A
○ペンネーム クマになりたい君 様
Q 鮭は実際に食べるんですか?イクラだけペッって吐き出すんですか?
A「北海道のヒグマと言えば!」のイメージでもある鮭ですが、なんとイクラ(魚卵)まで食べます!
鮭は秋になると産卵のため生まれ故郷の川を遡上します。野生のクマは冬眠に備え身体に栄養を蓄えるので遡上する栄養価の高い鮭はとても好都合なのです。ですが、近年では環境の変化などから道内の野生のクマ全体のうち約5%しか鮭を食べられていないようです。大半はドングリや野草といった木の実や植物を食べていると言われています。クマ牧場のクマも鮭や鮭とばを与えてみると、ほとんど残さず最後までおいしそうに食べてくれます。