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今年も新しい命が誕生!
今年も元気な子グマの声が産室内に響きわたっています。出産したのは自然交配していたエリカ・マリン・ラッキーの3頭です。トップバッターはマリンで1月19日、続いてラッキーが1月21日、最後にエリカが1月23日の出産となっています。
3頭とも出産経験のある個体ということもあり、子グマをそっと抱きかかえたり一緒に添い寝をしたりと、とても大事に育てる様子が確認されています。たくさんのワラでふかふかになった寝床の上で育児をしています。
今回、人工授精を行ったホノカは寝床のワラもしっかり整えていましたが、今回は残念ながら出産にはいたりませんでした。
産室内は観察用の赤外線カメラがついており、リアルタイムでの映像や録画映像などを確認できます。出産前から飼育員達の緊張感は高まっていましたが、出産後も「母グマはしっかりと育児ができているのか」「子グマは元気に鳴いているのか」と緊張感はおさまることなく、さらに敏感になります。
出産後の数日間は、母グマを出来るだけ刺激しないように直接の目視確認はせず、映像のみでの観察をしています。
現在子グマはすくすくと成長しています。4月27日から一般公開しますので、楽しみにしていてください。
教えて!!Q&A
○ペンネーム くま0808 さま
Q 冬眠中もトイレはするのでしょうか?
A 冬眠をするヒグマは、水や食べ物を一切食べないので排泄はしません。なんと、尿は腎臓で吸収をしてエネルギーに変え、糞は「止め糞」と呼ばれる糞で肛門に蓋をしているのです。
野生のヒグマは、秋にドングリやヤマブドウなど木の実を中心とした食べ物を多く摂り、冬眠に備えて身体に脂肪を蓄えます。冬眠の際はその蓄えた脂肪をエネルギーに変え、その際に生じる水で水分を補うなど、冬の間は脂肪を使って生命を維持しているのです。
アヒルレースに新しい仲間が!
2月28日に6羽のアヒルが仲間入りしました!
まだ0歳で毛が生え揃っていないため、黄色い羽毛がフワフワとしていて可愛らしいです。
搬入初日は、新しい環境や人に対して、とても警戒していましたが、翌日からは警戒しながらもプールで水浴びをするなど、とても楽しそうでした。初めはぎこちない様子で泳いでいましたが、毎日水遊びをしていくうちに泳ぐスピードがどんどん速くなり、その成長ぶりにびっくりしました。
3月6日からはアヒル競走にもデビューしました。休園中に練習してきましたが、いざ本番となると多くのお客様に驚き、スタート箱の蓋の裏に隠れようとしていました。今ではすっかり慣れて、お客様の前でもスイスイと泳いでいます。
3月8日からは先輩アヒル4羽との合流を始めました。初めはお互い気になる様子で、匂いを嗅ぎあったり時には喧嘩をすることもありましたが、そのうち仲良く水浴びしたりコミュニケーションをとっている様子も見られました。
アヒルの成長スピードはとても早いので、今後もお見逃しなく!
休園中のクマ牧場
2月28日~3月5日の日程で、ロープウェイ法定検査および施設保守のため休園をしていました。その期間中のクマの様子についてお話します。
休園中も毎朝飼育員がクマの観察を行い、その時の行動から、眠たいのか餌を食べたいのか、その時のクマの様子を見ながら飼育員が適切に判断し対応しています。
第一牧場に出ている成獣オスは、朝一から寝ていることが多く、巣材の消防ホースを追加で与えるとすぐに整え、休園中の6日間はずっと寝ていました。
一方、第二牧場に出ている2~4歳の幼獣メスは、獣舎内でくっついて寝ている日もあれば、牧場内に出て追いかけっこや日向ぼっこをしている日もありました。時には観覧台を見上げ、お客様がいないことに気づくと、どこか寂しげな表情をするカリンだったり、お立ち台に登り、遠くの様子を確認するミズキだったりと個性溢れる過ごし方をしていました。
また、1歳のアレンたち4頭は、第二牧場への放飼練習を行いました。あらゆる場所の匂いを嗅ぎ回り、跳び回りながら活発に遊んでいました。最近は気温も上がり、クマによっては動きが活発になってきています。
春からも、多くのお客様に足を運んでいただけるようなイベントや、多くのクマをご覧いただけるよう準備中です。是非楽しみにお待ちください。
ホームページにてヒグマクイズ配信中!
のぼりべつクマ牧場オリジナルの「ヒグマクイズ」をクマ牧場公式ホームページで配信中!
毎月3問、ヒグマにまつわる問題を月ごとに違うテーマで更新する予定です。
クイズに挑戦してヒグマ博士になろう!