動物園の動物は普段どんな生活をしているか、すごく気になりますよね。今回はのぼりべつクマ牧場のクマたちはどんな生活をしているのか、クマの1日をテーマにお話をしました。
開園前に飼育員が健康チェックをして、クマたちはお部屋から牧場へと出ていきます。お客様が来園されるまで、クマたちは過ごし方に性格が出てきます。食いしん坊なクマは開園前から自分のポジションにいて、お客様が来るのを待っています。また飼育員が作った遊び道具で遊ぶ好奇心旺盛なクマもいます。開園後は食いしん坊なクマはお腹がパンパンになってもおやつアピールをしていたり、気が向いたらおやつアピールをするくらいの気まぐれなクマもいたりします。閉園後にクマたちはお部屋へ戻っていきます。そして日も暮れてきた頃にお部屋をのぞくと、いびきをかいて眠るクマや仲良しのクマ同士で抱き合い眠るクマ、片方を枕代わりにして眠るクマもいます。
のぼりべつクマ牧場ではクマに日々生き生きと過ごしてもらうために、「エンリッチメント」と言う取り組みをしています。タイヤや浮き球、消化ホースで作ったハンモックに餌を乗せたり、隠したりします。食べ終えた後は遊び道具としても使えるフィーダー。まさに一石二鳥です。
クマたちの遊び方にもすごく個性が出ます。すぐに遊び道具に飽きてしまうクマやずっと1つの遊び道具で遊んでくれるクマも見られます。楽しそうに遊んでいるクマたちの表情や遊び方などやはり実際に見に来ていただきたいですね。
さて、次回はどんなお話が聞けるのでしょうか。お楽しみに!