近年、日本の水族館のイルカ入手方法が世界的な問題となったり、海外での「熊の胆」目的のクマの飼育方法が批判されたりと、「野生動物の飼育と福祉」について考えさせられる機会が増えています。国内でも飼育動物の負担軽減を考慮した健康管理法が広がるなど、動物福祉の向上が重要な課題となっています。
そのような情勢の中、今年のヒグマフォーラムは登別で開催。テーマは「ヒグマ飼育の未来~社会貢献と福祉~」です。のぼりべつクマ牧場が全面的に協力し、飼育員の講演もおこないます。ほか、飼育の専門家や学芸員、生態研究者、海外の動物福祉活動のリーダーらを招き、「ヒグマ飼育の未来」を幅広い視点から展望します。
参加費無料、申し込み不要ですので、ぜひご参加ください。
開催概要
開催日時:12月3日(日) 13:00~16:00
場所:北海道登別市登別東町3丁目6番地7 登別市婦人センター(登別駅から徒歩5分)
テーマ:「ヒグマ飼育の未来~社会貢献と福祉」
参加費:無料
講演内容
「これまでのクマ牧場とこれからのクマ牧場」
坂元 秀行(のぼりべつクマ牧場 動物課係長 学芸員)
「飼育下でのヒグマ研究」
坪田 敏男(ヒグマの会会長/北海道大学大学院獣医学研究院)
「サホロ ベア・マウンテンの紹介と飼育の取り組み」
佐々木 和好 (サホロリゾート ベア・マウンテン園長)
「世界における飼育クマの福祉」
Georgina Allen(Wild Welfareプロジェクト責任者) 通訳:坂元 香織