ヒグマクイズ「ヒグマの住むところ」解説

Q1 エゾヒグマが生息しているのはどこ?

正解は…2.北海道!

【解説】エゾヒグマは、北海道に生息するヒグマの亜種のことを言います。北極にはヒグマよりも大きいホッキョクグマが、北アメリカには、ヒグマの亜種であるグリズリーなどがいます。ヒグマは北半球に広く分布しており、様々な地域に生息していますが、それぞれの地域にあった生活スタイルで暮らしており、とても適応能力が高い種と言えます。


Q2 冬のヒグマはどこで過ごしている?

正解は…3.地面に掘った巣穴!

【解説】ヒグマの冬といえばやはり「冬眠」。秋に体の中に蓄えた栄養を使って、12月以降、飲まず食わず春まで過ごします。人間では到底不可能なとんでもない能力である冬眠は、自身で掘った巣穴でおこないます。巣穴に落ち葉や細い枝などを敷き詰めて、軟らかいベッドを作り寝ているようです。


Q3 オスの行動圏の広さはどれくらい?

正解は…1.数百㎢!

【解説】ヒグマは、個体ごとにそれぞれの行動圏が決まっています。行動圏の広さは、オスが数百㎢、メスが数十㎢と、オスの方がメスよりも広いことが分かっています。オスは、繁殖期になるとメスを探して歩き回るため、行動圏がぐんと広くなります。

行動圏の広さは、地域や餌資源の量によっても変わり、餌資源が多い地域では、行動圏は狭くなると言われています。行動圏は他の個体と重複しており、ヒグマには、「なわばり(他の個体の侵入を許さない範囲)」はないと言われています。


Q4 市街地に出没しやすいヒグマは、どんなクマ?

正解は…3. 2~3歳の若いオスのクマ!

【解説】成長した子グマは、1歳半または2歳半の夏頃に、母グマから離れて独り立ちします。独り立ちの後、メスは母グマの近くで生活しますが、オスは母グマから遠く離れた場所へと移動していきます。この時期に独り立ちしたばかりの若いオスが市街地付近に迷い出てしまうことがあるようです。


Q5 のぼりべつクマ牧場は今年の7月でヒグマ飼育歴何年目?

正解は…1. 65年目!

【解説】のぼりべつクマ牧場は、1958年7月17日に開園し、今年(2022年)の7月17日で65周年になります。ヒグマとともに歩んできた長い歴史をもっていますが、まだまだ飼育方法が完成されているわけではありません。日々、ヒグマたちの様子を観察しながら、ヒグマたちのニーズにあった生活環境が提供できるように頑張っていきたいと思います。


いかがでしたか?ヒグマクイズはテーマを変えて毎月更新予定!次回もお楽しみに!

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