Q1 本当にあるヒグマの毛色は？
正解は…1.白！
【解説】白い毛色はホッキョクグマのイメージがありますよね。ヒグマの毛色は、明るい茶色から黒っぽい色まで様々なパターンがあり、また、顔から背中にかけて金色、胸から首周りにかけて白い白斑をもつヒグマがいることも知られています。
最新の研究では、北方領土の国後島および択捉島には、前足の先から胸、顔、肩、胴にかけて白い毛におおわれたヒグマがいることが明らかになっており、国後島で確認されたヒグマの１割が、この毛色パターンであることが分かっています。
Q2 ヒグマはどんな歯をもっている？
正解は…1.鋭い犬歯と平らな臼歯の両方
【解説】ヒグマの歯は鮭などの捕食や、威嚇するときに活躍する大きな犬歯が目立ちますが、奥歯は私たち人間と同じように平らな臼歯を持っています。犬歯で切り裂き、臼歯ですりつぶすという万能な歯を持っており、肉でも植物でも食べる雑食性のヒグマを象徴する構造となっています。
Q3 成獣のオスヒグマの前足です。パッド（前掌）の幅で正しいのはどれ？
正解は…1. 15cm！
【解説】前掌の幅に関しては、北海道のヒグマにおいて、成獣オス（４歳以上）と、メス（成獣含む）および若いオス（１～３歳）は、13.5cmを境に区別できることが知られています。地面についた足跡は、実際の前掌のサイズよりも少し大きくなってしまいますが、前掌の足跡を見つけたら幅を測ってみると、大人のオスかどうか分かるかもしれません。
ただ、実際に足跡を見つけたら、測っている心の余裕はないかもしれません…
Q4 ヒグマの爪はどんな爪？
正解は…1.長さ5㎝前後の大きく硬い爪！
【解説】ヒグマの爪は成獣で5～8cmもあり、後足のものより前足のほうが長いです。大きな爪は、木に登ったり、冬眠のための穴を地面に掘ったり、重い石をひっくり返して昆虫を食べるときなどに活躍します。
猫などの爪は靱帯でつながっており引っ込めることができますが、ヒグマは常に出ているため足跡にも爪の跡がつきます。
Q5 のぼりべつクマ牧場で実測したヒグマの体重の最大値は？
正解は…1. 476kg！
【解説】のぼりべつクマ牧場で飼育されているヒグマは、野生ヒグマに比べて栄養状態が良いため、野生ヒグマで知られている平均体重よりも大きくなっています。現在、のぼりべつクマ牧場の記録上最大となる476kgという記録を「ダイキチ」（13才オス）が持っています。
北海道で捕獲されている野生ヒグマの平均体重は、メスで100kg前後、オスで120～200kg前後という報告があります。
いかがでしたか？ヒグマクイズは毎月テーマを変えて更新予定！次回もお楽しみに！
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