Q1 ヒグマはどれ?
正解は…1!(2はホッキョクグマ、3はツキノワグマ)
【解説】クマという動物、実は世界に8種類いるんです。「ヒグマ」「ホッキョクグマ」「ツキノワグマ」「マレーグマ」「ナマケグマ」「メガネグマ」「アメリカクロクマ」「ジャイアントパンダ」です。生息環境に合わせて、それぞれクマ達は特化している物が違います。
暖かい地域に生息するマレーグマは短い毛で覆われています。極寒の地に住んでいるホッキョクグマの毛は空洞になっていて、空気の層により保温効果を上げています。毛色は周りの雪原と同化するように白っぽく見えますが、実は毛は透明で、密集した毛が光の反射により白っぽく見えています。
のぼりべつクマ牧場で主に飼育しているクマはヒグマですが、その中でも北海道に分布するヒグマの亜種であるエゾヒグマを展示しています。野生下では単独で行動する動物ですが、幼少期より集団生活をすることで、大人になった時にも自然と仲の良いクマができたり、1頭になることを嫌がる個体もいたりします。とても適応力の高い動物です。
Q2 NKB総選挙で3年連続1位の腹ペコバレリーナは誰?
正解は…3.ベッキー!
【解説】マリンはのぼりべつクマ牧場の人気投票によって決定される神セブン(人気上位7頭)に入ることはありますが、未だ1位にはなれていません。2021年度は欠場していましたが、愛嬌とやる気みなぎる若いパワーで、これからベッキーの投票数を上回ることが出来るのか、見どころ満載のクマです。
アユミはこれまで神セブンに入ったことがありません。性格の優しく控えめな所が、人気投票の際には裏目に出ているのかもしれません。今年で29歳となったアユミですが、果たして引退までに神セブンとなれるのか、楽しみです。
クマ達はそれぞれ得意なアピールがあり、技を駆使してお客様にアピールをしています。そのアピール達は全て飼育員が教えたわけではなく、他のクマを見て習得したり、自己流のアピールをクマ達がそれぞれで編み出したりしながら行っています。
今年で3年連続1位を獲得したベッキーは、のぼりべつクマ牧場で他の誰も真似することが出来ない技を習得しています。大きな体である事も武器に、お客様の注目を集めているのかもしれません。
Q3 後肢の骨格で仲間外れはどれ?
正解は…1.キツネ!
【解説】キツネは、ヒトやヒグマと違い「かかと」が地面に接していないため、後肢での起立はバランスをとることが難しくなり長時間起立することができません。ヒグマは四肢での歩行を主としていますが、野生下では森や草の生い茂る場所で生活しているため、周りを見渡したりする際に後肢での起立をすることがあります。
クマ牧場でもおやつのアピールをしたり、遠くを見渡したりする際にはその様な姿を見ることができます。私達ヒトと同じように、つま先からかかとまで地面についている為、バランスを取りやすく、長時間の起立が可能となっています。
Q4 ヒグマのレントゲン写真はどれ?
正解は…2!(1はペンギン、3はアシカ)
【解説】3つの写真は動物園・水族館でよく目にする動物の写真です。外見からでは分かりづらい指の本数も、レントゲン写真を見れば簡単に知ることができます。ヒグマもアシカも指は5本あり、ヒグマは人間のように器用に指を動かすことができます。
のぼりべつクマ牧場のイベント「クマのアスレチック」に登場するショコラは、クマのおやつを指と指で挟んで食べる技を習得しています。どうしてそのような行動をするようになったのか、まだまだ謎が多い動物です。
Q5 クマの出産時期はいつ?
正解は…3.冬!
【解説】ヒグマは冬の間、冬ごもりと呼ばれる冬眠をしますが、実はこの時に出産と育児をしています。オスのヒグマは子育てはせず、母グマ1頭で出産・育児をします。夏に繁殖期を迎えるヒグマですが、着床遅延という受精後に一時的に体内で胚の成長をストップさせ冬ごもりに合わせて成長させていく、人間では考えられないすごすぎる能力を持っています。
クマ牧場では、出産予定のクマ以外は通常通りの展示を行っていますので、1年通して季節ごとのクマの動きの違いをご覧いただくことができます。
いかがでしたか?ヒグマクイズは毎月テーマを変え、第一週目に更新予定!次回もお楽しみに!