登別温泉ケーブルの沿革
~クマ牧場とともに60年~
1956年(昭和31年)原生林やクッタラ湖、太平洋の眺望など登別温泉の観光資源の開発と発展のため、第3セクター方式で登別温泉ケーブル株式会社が設立され、翌1957年(昭和32年)北海道で初めてのロープウェイをクマ山(四方嶺)山頂へ架設しました。
そして翌1958年(昭和33年)北海道に生息する野生動物エゾヒグマ8頭によりクマ牧場を開設し、1966年(昭和41年)長年の研究、実験の末、初のエゾヒグマの繁殖に成功しました。
1973年(昭和48年)には交走式ロープウェイを架設し、日本初のロープウェイ復々線化を完成しました。以来ロープウェイの輸送人員は約3800万人を越え、のぼりべつクマ牧場は年間25万人の来場者が訪れる観光名所へと発展を遂げました。
1957年(昭和32年)~
登別温泉ケーブル開通
1957年(昭和32年)北海道で初めてのロープウェイをクマ山(四方嶺)山頂へ架設しました。
当時は全国で2番めの3線自動循環式ロープウェイで、温泉街のロープウェイ温泉駅からクマ牧場のある標高550mのクマ山まで全長1,300m、高低差300mをロープウェイで繋ぎました。
1973年(昭和48年)~
三線交走式ロープウェイ オリンピック号
当時クマ牧場ロープウェイは8人乗りゴンドラを28台運転していましたが、片道10分かかり、観光期には待ち時間が長くなるのが問題でした。
そこで札幌オリンピック(1972年:昭和47年)の恵庭岳滑降コースで使用されたロープウェイ施設を導入し、日本初の自動循環式ロープウェイと交走式ロープウェイの並走となりました。オリンピック号は片道5分、41人乗りの能力で平成2年の引退までクマ牧場の輸送力向上に貢献しました。
1990年(平成2年)~
ゴンドラリフトの登場
平成2年(1990年)より設備更新のため8人乗りロープウェイをゴンドラリフトに架け替えしました。