（↑クリックで
PDFをダウンロード）
見違えるほど大きく成長！
今年4月に撮影された子グマと先月11月末に撮影した子グマ
4頭の子グマ「アレン」「レナ」「イコロ」「ノンノ」が生まれてから、まもなく1年の月日が経過しようとしています。皆元気にすくすくと成長しており、まだ1才になっていませんが大きく立派なクマとなりました。初めの頃はアレン・レナとイコロ・ノンノで体格差が大きくありましたが、最近ではあまり差を感じさせないほど、イコロとノンノも大きくなりました。
冬にむけて食欲も上がっており、餌をがっついて食べる仕草は、冬ごもりに向けて勢いよく食べる大人のクマと変わらないように感じます。見ためは大きくなり大人のクマに少し近づいたようにも見えますが、中身はまだまだ子グマな面もたくさん見られます。例えば、子グマ牧場内に入ると、遊んでほしいのかすぐに飼育員にじゃれついて来たりもします。力も強くなってきているので、飼育員では遊び相手になれないほどです。
12月中旬頃には、子グマ牧場から大人のクマがいるバックヤードに移動します。多くのお客様にお楽しみ頂いた子グマ達とは、しばらく会っていただくことはできなくなりますが、より成長した姿になって帰ってくることをどうか楽しみにお待ちください。
落ち葉をプレゼント！！
秋と言えば・・・紅葉を思い浮かべる方も多いと思います。北海道の秋はあっという間に終わり、既に色づいた落ち葉がクマ牧場にもたくさん見られます。そんな落ち葉をかき集め、高齢のメスグマを放飼する非展示場にエンリッチメントとして入れてみました。
結果は、ガサゴソガサゴソと音を立てて落ち葉を踏み荒らしながら匂いを嗅ぐ姿や、落ち葉の下に隠れた餌を前肢でかき分けて探したりする姿も見られました。更に30分後もう一度様子を確認しに行くと、落ち葉をベッド代わりにして寝ているクマもいました。落ち葉など身近なものを用いながら、クマの行動の選択肢を増やすことができるエンリッチメントを今後も継続していきます。
落ち葉に大興奮のクマ達＝11月11日
期待の新人参戦
この度、「クマのアスレチック」で現在活躍中の「ショコラ」に妹分ができました！その名も「ハル」。
ハル（3歳メス）は、土日祝日にだけ第二牧場に出てくる1～3歳のクマたちと一緒に生活していましたが、一番性格が穏やかなので今回「クマのアスレチック」のキャストとして抜擢されました。
獣舎は初めての個室です。見知らぬクマが近くにいる空間なので、最初は慣れない環境に少し驚いているような様子でした。元からいた先輩クマのショコラも、突然見知らぬクマ（ハル）が来たことに警戒をして落ち着かない様子でした。両者興奮した様子で見ていてとても不安でしたが、最近は環境にもなれてきたのかハルもショコラも獣舎内で横になったり、浮き球などのエンリッチメント器具で遊んだり、リラックスする様子も見られています。
現在、ハルはクマのアスレチックのデビューに向けて、まずは新しい環境に慣れることから始め、隣の獣舎にいるクマたちに慣れるための顔合わせも行っています。
お披露目はもう少し先になりますが、これから活躍するハルの立派な姿をご期待ください！
飼育員を見つけ寄ってくるハル＝11月26日
動物慰霊祭
今年も11月7日に動物慰霊祭を執り行いました。この慰霊祭は、のぼりべつクマ牧場で亡くなった飼育動物たちを追悼する行事です。
昨年の慰霊祭からこの1年間に亡くなった動物は、アヒルの「ドナルディ」「マリモ」「キンチャン」、エゾヒグマの「ニイサ」です。ニイサは数年前まで第二牧場で活躍し、全11回のNKB総選挙の歴史の中で5回も1位になるほど、絶対的女王として、とても人気の高いクマでした。アヒルの3羽は他のアヒルたちと共に、アヒルレースを盛り上げ、お客様と飼育員に癒しを与える存在でした。
動物慰霊祭当日には、お客様からリンゴなどのお供え物もいただきました。ありがとうございました。これからも亡くなった動物たちを忘れず、動物の幸せについて考えていきたいと思います。
獣魂碑に向かい手を合わせる飼育スタッフ＝11月7日
教えて!!Q＆A
Q 現在第二牧場に四天王はいますか？ ペンネーム ムラヤマ 様
A のぼりべつクマ牧場には公式の四天王はいないので、飼育員の考える第二牧場でのアピール四天王をご紹介します。1頭目はクンチャン。お客様を見つめていると見せかけて、実は口先から舌を少し出し続ける地味アピールをします。2頭目はモリコ。両前肢を合わせて「お願い！」って全力アピールをします。3頭目はエリカ。二足歩行から片足上げまで様々なアピールを
ます。最後はベッキーです。おやつを見せるとバレリーナのようにクルクルと回転します。ぜひおやつを見せて体験してみてください。皆さんの思う四天王は誰ですか？
得意の「片足上げ」で
アピールをするエリカ
今月の一句くま
