今年ののぼりべつクマ牧場では、ロープウェイを降りてすぐ3頭のこぐまが出迎えてくれています。目に入れても痛くない程の可愛さのこぐまたちについて、今回お話をさせて頂きました。
大人のクマは体も顔も大きく怖いイメージの方が多いと思いますが、それに対してなぜこぐまは多くの方が可愛いらしいという印象を受けるのでしょうか?
それは、こぐまは大人のクマと比較して顔のサイズに対して目と耳が大きいため可愛いと思うのかもしれません。よく見るテディベアを皆さんがかわいいと思うのは、こぐまによく似せているからであるといえます。
大人になるとそれぞれ顔や体つきに個性が出てくるためそれぞれ識別しやすくなります。ですがこぐまのうちはどのクマもよく似ていて、中々顔だけをみて識別するのは困難です。そこで!飼育員は顔ではなく、胸にある白い月の輪模様で識別します。産まれつきこの模様があるクマとないクマがいます。大人になるにつれて消えていってしまうクマもいればくっきり残ったままのクマもいます。その模様を見るのもクマをみる時に楽しめるポイントの1つでもあります。
産まれてから9ヵ月程で産まれたときの体重約500gから100倍の50kgにまで成長するこぐま。成長はとても早く、歩きだしたばかりのころはよちよち、おぼつかない足取りで歩いていたこぐまも今では垂直に立った丸太をいとも簡単に登ってしまうほど成長しました。
現在のぼりべつクマ牧場でご覧いただける大きさのこぐまを野生で観察しようと思うと、近くに母グマがいるためなかなか近くでじっくりゆっくり観察することは困難です。ですがのぼりべつクマ牧場では1日中ずーっとじゃれあうこぐまやミルクを飲むこぐま、昼寝をする無防備なこぐまなど、あらゆる角度のこぐまをゆっくりと近くで安全にご覧頂けます。
今年産まれたこぐまたちの小さくて可愛いらしい姿は今しか見ることができません。
是非皆さんクマ牧場へ足を運んでみて、こぐまたちはいったい何ができるのかご覧ください!!